『デフ・スタリオンについて』(後編)

7月5日

ボッシュからすれば、
軍人ではない(多分、実戦経験も全くないと思われる)
テストパイロットの若造に過ぎないデフが、
今までの戦闘を戦ってこられたのは、
ガンダムの性能のおかげに過ぎないのであって、
デフ自身の能力によるものではない。

ならば、軍人として実戦経験もあり、
(おまけに同じガンダムF90でも、自分のガンダムF90の性能が上である)
そのガンダムの力を我が物としている
自分の方が負けるわけがないと思っていたのかもしれない。

確かに、ボッシュは途中までは、
パイロットとしての技量とMSの性能で
戦闘を有利に進めていたかもしれないが
結局はデフ・スタリオンに撃破されてしまった。


画像




ボッシュは、ガンダムの力に対して
見落としている重要な点があったと思う。

アムロ・レイは確かに当初は、ガンダムの性能に頼っていたが、
途中からは、アムロ・レイ自身の力はガンダムの性能を凌駕した。
その力で、ガンダムより高性能であるジオング相手に互角以上に
戦うことができた。

ユウ・カジマは、
ある意味、ブルーディスティニーにやどるマリオンの意志を
最後まで背負いながら、
同じブルーディスティニーを駆るニムバスを撃破した。

カミーユ・ビダンは、
散っていった仲間達の意思を自分の体に取り込むことで、
Zガンダムより高性能であるはずのジ・Oを撃破した。

νガンダムが放たれた謎の光も、サイコフレームがなければ、
成り立たぬものだったかもしれないが、
人の叡智と力と心を信じて、背負うことができる男、
アムロ・レイの力がなければ、
アクシズ落下を防ぐことはできなかったかもしれない。

ガンダムの名を冠するMSの力が、
他のMSの力とは大きくことなるものにさせたのは、
単に機体の性能だけではない。

それを操縦する人間の強い意思と力、
あるいは、人の意志を背負うことができる
人間の力が、ガンダムの力を特殊なものにさせていた。

つまり、ボッシュはガンダムの力を成立させているもの、
人間の力というものを完全に見落としていたと思う。

デフの同僚であるナヴィは、
デフの眼差しは、写真でみたロンド・ベルのアムロ・レイに
似ているといった様に、

デフ・スタリオンも、アムロ・レイ同様、
人の叡智と力と心を信じて戦うことができる男だということだと思われる。

そんなデフがもつ人間の力が、
機体の性能も、パイロットの技量も上であるボッシュを
撃破させたのかもしれない。

火星独立ジオン軍は、連邦軍との闘いで、
切り札であるオリンポス・キャノンを発射したが、
その圧力が原因で火星独立ジオン軍の基地は壊滅した。

ボッシュとの戦闘により、
ガンダムF90(1号機)は中破させられるが、
デフ・スタリオンは強奪されたガンダムF90(2号機)を
何とか取り戻すことができた
デフ・スタリオンは仲間達とともに火星を脱出する。

こうして、第一次オールズモビル戦役と呼ばれた戦いは
幕を閉じた。

余談だが、デフ・スタリオンが取り戻した
ガンダムF90(2号機)はガンダムF90Ⅱに再改造された。

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