『キン肉マンゼブラについて』(中編)

11月10日

キン肉星の王位争奪戦にて
キン肉マンは仲間の正義超人達とともに、
キン肉マンマリポーサ(以下マリポーサ)
キン肉マンゼブラ(以下ゼブラ)
キン肉マンスーパーフェニックス(以下スーパーフェニックス)と闘った。

闘いの最中、マリポーサ、ゼブラ、スーパーフェニックスは、
自分の過去を語った。

彼ら3人の過去に共通していたのは、
キン肉マンと同じ日に同じ病院で生まれた事と
(程度の差こそあったかもしれないが、)
貧しい環境に育ったことであったと思われる。

ただ、そんな環境の中で彼等のとった行動というか、
彼等が培った精神と彼等の進んだ道のり等は、
(多少は、似通った部分はあるにはあるにせよ)
それぞれ異なっていた。

マリポーサは、空気が地球よりも、はるかに薄い
モクテスマ星の貧しい家庭で育った。
同じ年頃のエリート超人の子供が何不自由なく暮らしているのに、
自分には、色々と世間の風は冷たいことが、原因かどうかは
わからないけど、そんな環境の中でマリポーサがとった行動は、
泥棒だった。

詳細はわからず、憶測になるけど、
幼少の頃から、グループではなく、単独での泥棒生活をおくっていた。
また、逃走手段も自分の脚力のみが頼りだったと思われる。

酸素ボンベもなしで、激しい運動をすることを
禁じられている程、
空気が薄いといわれるモクテスマ星において、
マリポーサは酸素ボンベなしで泥棒生活をおくり、警察から
自分の脚力のみで逃げていた。

その結果、マリポーサは驚異的な身軽さと脚力を身につけたが、
一人で盗める量などたかが知れていたのかもしれない。
王位争奪戦開始直前まで、マリポーサは泥棒生活を送っていた。
(また、マリポーサ自身、そんな泥棒生活を楽しいものなどと
決して思ってはいなかったと思う)

邪悪の超人の神の一人、飛翔の神のバックアップにより、
マリポーサは王位争奪戦に参加することになった。

スーパーフェニックス、
キン肉星・サーロイン村の貧しい家庭に生まれた。
キン肉星全体で保護すべきだといわれ、
特待生でエリートの幼稚園にはいれる程の
天才的な頭脳の持ち主であり、格闘技に関する実力もそれなりにあった。

しかし、当人が言う様な運と自信のなさが原因なのか、
天才的な頭脳と言っても、あくまで学術的な面での天才であって、
多岐にわたっての天才ではないことが原因なのか、
それとも、天才ゆえの色々な偏りが原因なのか
詳しい原因はわからないが、貧しい生活をおくっていた。

王位争奪戦開始直前まで、
当人なりに、色々と行動したのかもしれないけど、
そんな環境を改善することもできなかった
スーパーフェニックスにできる行動といえば、
キン肉マンに敵意を募らせることぐらいだった。

そんなスーパーフェニックスは、
邪悪の超人の神の一人、知性の神から
お告げと称するそそのかしをもって、
バックアップをうけ、王位争奪戦に参加する。

マリポーサとスーパーフェニックスは、
自分の生活環境を変更する為に、
邪悪の超人の神にサポートをうけ、
王位争奪戦に参加したわけだが、

そもそも、邪悪の超人の神が運命の5王子にサポートしたのは、
キン肉マンの火事場のクソ力に脅威を感じたからである。
そんなキン肉マンを倒すべく、彼等は、キン肉マンが生まれた
病院の火事が原因で赤ん坊の取り違えが
起きたかもしれないということを、ある意味でっち上げ、
たまたまキン肉マンと同じ日、同じ病院に生まれただけの
スーパーフェニックス達を利用したのである。

キン肉マンが、邪悪の超人の神からみて、
何の脅威も感じない超人なら、仮に、赤ん坊の取り違えが
本当に起こっていたとしても、スーパーフェニックス達を
サポートしようなどとは、考えなかったかもしれない。

そうなると、スーパーフェニックスとマリポーサは、
自分の置かれた環境を変えることはできないままだったかもしれない。

そんな2人と同じく貧しい環境で育ったゼブラだが、
彼はマリポーサとスーパーフェニックスと異なっていた。

(うろ覚えなので、細かい部分で間違っているかもしれないが、
自分が覚えている限りの事を述べさせていただくことを
ご了承いただきたいと思います)

キン肉マンゼブラは、本名はパワフルマンといった。

パワフルマンは農業に従事する超人だった。
パワフルマンが貧しい環境に対して、とった行動といえば、

親友であり愛馬であるシマウマのキッドと共に、
がむしゃらに自分が従事する農業で働くことだった。

そのがむしゃらぶりは、半端でなかった。
大雨が降ろうが働いた。
その農業の内容が、人が嫌がるものであっても、
代わりに、自分が親友とともに、進んで仕事に携わった。
(憶測になるけど)昼夜問わず、まともな休みもとらずに
おそらく学校も行かずに、働いたと思われる。

何の事情もしらない人がみれば、
「現代の若者にでも、見習わせたいぐらい熱心な働き者の青年」と
いうかもしれないが、パワフルマンには、野望があった。

その野望とは、「働いて、金を貯めて、
その金の力で超人協会に、裏口入学ならぬ裏口入会して、
偉くて強くて金持ちの超人になること」だった。

余談になるが、パワフルマンは、アニメ版と原作版では、
デザインが異なる。

画像

〔↑アニメ版パワフルマン(左)と原作版パワフルマン(右)〕


アニメ版は親友とともに、
真面目に働く普通の青年超人といった感じだが、
原作版では、野望をむきだしして、
がむしゃらに働く超人といった感じである。

とにかく、親友とともに、がむしゃらに働き続けた結果、
その超人協会への裏口入会に必要な金が貯まった。
この金は、農業だけでなく、超人ボクシングで稼いだ分が
含まれているのかもしれない。

さらに、いつの間にマスターしたのか、
キン肉族の中でも、まともにマスターした者がいないと言われた
キン肉族最大奥義の一つ、マッスル・インフェルノを
マスターしていた。

いざ、その裏口入会をとりしきる人物に金をもっていくが、
だが、その入会に要する金額がかわっていたので、
パワフルマンは入会できなかった。

だが、その入会をとりしきる人物は、ある条件で
パワフルマンのもつ金で入会させることにした。

その条件とは、パワフルマンの親友であるシマウマのキッドの
毛皮を献上することだった。

アニメ版では、葛藤と涙の末、
原作では、野望との葛藤の末、
パワフルマンは、野望と金の為に、親友であるシマウマのキッドを
マッスル・インフェルノで手にかける。

(多分だけど)
こうして、超人協会に裏口入会したと思われるパワフルマン、
それ以来、信用する友を持たなかった。
信用するのは、金の力のみになった。

それから、パワフルマンはキン肉マンゼブラになるわけだが、
アニメ版と原作版では、表現が異なる。

アニメ版では、邪悪の超人の神の一人、技巧の神にみこまれ、
キン肉マンゼブラとなった。

画像

〔↑パワフルマンは、キン肉マンゼブラと名を変えた (※1)

(※1)このイラストのパワフルマンのカラーは、勝手な想像でつけたものです。

原作版では、「俺はキン肉マンゼブラと名を変えた」と
なっている。

これらの事を考えてみると、
(上手くいえないが、)
原作版であれ、アニメ版であれ、
技巧の神がパワフルマンに力をかしたことに変わりはないが、

ゼブラ自身は、スーパーフェニックスの様に、お告げと称するそそのかしを
うけたのではなく、ましてやキン肉マンビックボディの様に、
そそのかされて、無理やり王位争奪戦に参加させられたと
思っているわけではないのかもしれない。

自分が望む
金と力と地位の象徴ともいえるキン肉星の大王の地位を
堂々と手にすることができるチャンスがめぐってきたと
思っていたのかもしれない。


マリポーサとスーパーフェニックスは、
とにかく、貧しい環境から抜け出したい、
でも自分の力かつ正攻法では、それができないから、
邪悪の超人の神のバックアップをうけて
王位争奪戦に参加した。

しかし、ゼブラは、超人協会への裏口入会の為に用意した金や
超人ボクシングのヘビー級チャンピオンという肩書から察するに、
貧しい環境から、自分の力である程度は抜け出していた。
しかも、超人協会へ裏口入会することである程度の
地位を得ていた。

しかし、それでは、ゼブラの心は満足できなかった。
さらなる金と地位を手に入れたいと思っていた。
その欲深い性格ゆえに、技巧の神にそそのかされて、
王位争奪戦に参加したとも考えられるが、

「金さえあれば、王位だって何だって買える」と
当人が言っていたように、
仮に、邪悪の超人の神にそそのかされなくても、
また、邪悪の超人の神のバックアップが、なかったとしても、
いずれは、ゼブラは、自分の力でキン肉星の王位を手に入れる為に、
キン肉マンに闘いを挑んでいたのかもしれない。


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