『ドラえもん 友情伝説 ザ・ドラえもんズ 番外編』 その1

5月16日


(1)王ドラとドラメッドⅢ世の友情(前編)

チャイナタウンいる王ドラの連絡をうけた後、
ドラえもん、のび太、ドラメッドⅢ世の3人は、空飛ぶタタミで、
アラビアからチャイナタウンへ行き、王ドラと合流した。
時刻は、既に夕方となっていた。

ラオチュウに道場の一室をかりて、4人の今後の行動について
どの様にするか、話し合う事になった。

画像


もっとも、どの様にするかについては、
王ドラの連絡をうけた時に、
大体の方針は、決まっている様なものだったが、
王ドラが、念のため、直接会って話し合いたいと申し出たからである。

「自分のカンフーとは、自分自身を磨くためにある」と
常日頃から言っているラオチュウらしいといえばいいのか、
4人がいる部屋は、小奇麗にされていた。

「ワガハイと王ドラは、ドラリーニョのいるブラジルへ
ドラえもんとのび太君は、エル・マタドーラのスペインに行く」
ドラメッドⅢ世は、メモ用紙をドラえもんに手渡す。

「そこに、書かれている場所に、エル・マタドーラはいるアル」

「今までは、相手を見つけ出すのが、とても難しかったけど
今回は、その苦労はしなくて済みそうだね」
のび太は、メモ用紙をのぞき込みながら言ったが、
ドラえもんは、何やら楽観的でない顔つきだった。

「ドラえもん、知っていると思うけど、
ドラリーニョ、ドラニコフ、エル・マタドーラの3人は、
確かに、魔法やカンフー及び射撃は、使えないけど、
彼等の実力を、決して侮ってはいかん。
例え、相手をみつけだす手間が省かれたとはいえ、
彼等が強敵であることには変わりはないのである。」
ドラメッドⅢ世は、自分の髭をさわる。


ドラえもんは、うなずき、メモ用紙を四次元ポケットにいれる。

「そういえば、そうだよね…」
のび太も、悪のチップを埋め込まれた王ドラ達との激闘を
思い浮かべながらうなずく。

「ドラ・ザ・キッドには、既に伝えてあるけど、
とりあえず、この親友テレカで、連絡をとりあいながら
行動しようアル」

王ドラの言葉に、ドラえもん達はうなずいた。

4人の話し合いは、完了した。

「3人とも、闘って、すぐさま、
チャイナタウンまで飛んできたから、疲れがたまっているアル。
ドラリーニョ達を救い出す為にも、万全を期したいから、
今日は、シーリンさんの料理を、食べて、この道場に泊まって、
疲れを癒すアルヨ」
王ドラは、にこやかに言った。

シーリンと聞いて、
のび太の顔が喜色満面になったのは言うまでもない。

(何とか、立ち直ったにせよ)
アラビアで、シズミンと仲良くしようと思ったが、
もののみごとに、失敗していたのび太にとっては、
大好きなしずかちゃんに激似であるシーリンの笑顔と料理は、
傷心を癒すには、これ以上ない特効薬だったらしい。

のび太は、すっかり、傷心を癒した。
久々に、シーリンに出会って、
テンションが、かなりあがったのび太は、
「僕は寝るのも、ものすごく得意だから、みせてあげるね」と
シーリンに言っていたが、
「そんなことを自慢しても、しょうがないだろう」
ドラえもんに、たしなめられた。

イージーホールに乗り込んでから、
まるで、一気に駆け抜けるがごとく、
ドラ・ザ・キッド、王ドラ、ドラメッドⅢ世と
闘い抜いたのだから、疲れが相当たまっていたのだろう。

食事の後、ドラえもんとのび太は、すぐに寝てしまった。

一方、王ドラとドラメッドⅢ世は、まだ起きていた。
2人は、道場の稽古場に座っていた。
そんな2人に、向かい合う様に、ラオチュウが座っていた。

「老師、すいませんアル
悪のチップを埋めこまれていたとはいえ、
このチャイタウンで、ならず者同然のマネばかりしていた
この王ドラの頼みを聞き入れてくれたことを」
王ドラは、深く頭を下げた。

「気にするな あの2人は、一時的にとはいえ、ワシの弟子だった。
弟子の面倒をみてやるのも、師匠の勤めみたいなものだからな」

「そういえば、シーリンさんから聞いたのですが、
ドラえもんとのび太君は、この王ドラを救い出す為に、
老師の厳しい修業に耐え抜き、カンフーまで学んでくれて、
中華一番カンフーコンテストに臨んでくれましたアルな」
王ドラは、感慨深い面持ちで、稽古場の床をさわる。

「そうじゃ ドラえもんの根性も見上げたものだが、
のび太にいたっては、
自分を捨ててまで、友達の為に戦うとまで言いよった
軟弱そうで、シーリンに対して、
みている方が恥ずかしくなるぐらい
デレデレとしておるが、なかなか侮れぬものを秘めた少年じゃ」

「全く、ラオチュウさんの言う通りですね」
ドラメッドⅢ世は相槌うった。

王ドラとドラメッドⅢ世も、ドラえもんが、
野比家の中でもっとも出来が悪いといわれるのび太を
更生させる為に、20世紀の野比家にいったことぐらいのことは
知っていたが、その本人に会うのは、はじめてである。

確かに、お世辞にも利発な少年とは言えないが、
ラオチュウの言う様に、何か侮れぬものを秘めている少年だと
2人も思っていた。

「さて、王ドラ、わざわざワシのところへ来たのは、
何も、疲れた友人達を泊めてほしいからだけではあるまい。」

「はい、王ドラとドラメッドⅢ世は、ブラジルにわたり、
ドラリーニョを救おうと思っていますアル。
しかし、ドラリーニョの居場所こそ、わかれども、
事態は、王ドラの想像以上に、難しいので、
老師に、是非とも相談したいと思っおりましたアル」
王ドラはうなずき、自分の拳法着の袖(※1)から
通信機能付きのテレビを
取り出し、テレビのスイッチをいれる。

(※1)毎度おなじみのWikipediaによると、
ドラえもんが道具を四次元ポケットから、取り出すように、
王ドラは、拳法着の四次元袖から道具を取り出す。
ちなみに、うろ覚えだけど、ドラメッドⅢ世は、
ターバンが四次元ポケットの役割をはたしており、
そこから道具を取り出すが、ドラえもんと同じく
ポケットから道具もだすこともあるらしい


-(2)王ドラとドラメッドⅢ世の友情(後編)へ続く-


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