『世紀末覇者ラオウと聖帝サウザー』(その1)

9月8日

世紀末覇者ラオウは言った。
「この世に生を受けたからにはすべてをこの手に握る」と

聖帝サウザーは言った。
「この世紀末の世の全てを握りしめる」と

2人とも、おそらく年齢的にも
ほぼ同年代で、世紀末の世において、
自分の覇権を成就させようとした
野心家であり拳法家でもあるが、
その覇権成就の動機や手段等、色々な違いがある。

その違いについて、幾つかの項目にわけて
述べてみたいと思います。

毎度のことながら、文章が長くなるので
幾つかの記事にわけて述べてみたいと思います。
(尚、述べる内容について、色んな解説本の
受け売りみたいな内容も含まれていると思いますが
ご了承ください。)

(1)師匠との関係

ラオウは、実弟のトキとともに、
第63代北斗神拳伝承者リュウケンの養子となった。

トキがリュウケンのことを「師父」と呼んだ様に、
養子といっても、実質的には、師匠と弟子の関係だったと思う。
リュウケンが養父ではなく、師匠として、
ラオウに、北斗神拳の真髄を
徹底的に叩き込んだ。

拳法に関しては、ケンシロウに匹敵するかもしれない
天賦の才をもつラオウでさえも、
「殺す気か」と言ってしまうぐらい厳しい修業だった。

だが、ラオウには、この世で一番強い男になるという
野望があったので、過酷な修行にも耐えられた。

ラオウに対して、養父ではなく、師父として、
情け容赦なさすぎるのでは思える様な
修業を課したリュウケンだが、
決して、鬼ではなかったと思う。

北斗神拳伝承者がケンシロウに決定した後、
一子相伝の北斗神拳の掟にしたがい、
リュウケンは、北斗神拳を自分の覇業成就の為に
使おうとするラオウの拳を封じようとした。
(結果としては、ラオウの拳を封じることはできず、
リュウケンは、ラオウに倒されてしまうが)

しかし、ラオウの命まで奪おうとは思わなかった。
自分の野望の為に、北斗神拳を使おうとしていたにせよ、
リュウケンにとって、ラオウも愛弟子の一人だったのかもしれない。

画像

(↑聖帝サウザー TVアニメ版)

孤児だったサウザーは、
南斗鳳凰拳先代伝承者オウガイに拾われた。

サウザーがオウガイのことを「お師さん」と呼んでいたことから
子供がいなかったオウガイは、サウザーを実の子の様に
愛情を注ぎつつ、南斗鳳凰拳の修業を課した。

その修業も、厳しい修業だったが、オウガイの注いでくれる
愛情があったので、その修業にサウザーは耐えることができた。

リュウケンとラオウは、師匠と弟子であったが、
オウガイとサウザーは、親と子だったのだと思われる。

しかし、南斗鳳凰拳も北斗神拳同様、一子相伝であるがゆえに
避けて通れない悲劇があった。

サウザーが15歳の時、
オウガイは、サウザーに目隠しをさせた状態で、
初めての実戦を課した。 

初めての実戦だったが、
サウザーは、見事、
相手に致命の一撃をあたえて倒した。

目隠しをとった時、サウザーは倒した相手をみて
驚愕する。 その相手とは、オウガイだった。

オウガイは、伝書者が、
新しい伝承者に倒されることも
一子相伝の拳法であるがゆえの宿命なのだと説きつつ、
愛弟子の腕の中で息をひきとった。

オウガイは、厳しい修業に耐えてきたサウザーが、
一子相伝であるがゆえの宿命すらも乗り越えて
我が子同然の愛弟子が、南斗鳳凰拳の新たな伝承者になると
思っていたのかもしれない。

しかし、サウザーにとって、
初めての実戦で死に至らしめた相手は、
師匠であると同時に親と慕う相手だった。

たとえ、師匠本人から宿命だと説かれても、
サウザーにその悲しみに耐えることはできず、
愛も情けを否定し憎悪する聖帝へと変化していく。

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