小説版『機動戦士ガンダムZZ』を読みました その7

2月2日

※文章がとても長いので、何回かの記事にわけて述べさせていただいています。

(7)グレミー・トト(前編)

グレミー・トト
ネオ・ジオン軍の軍人であり、
ミネバ・ザビ以外でサビ家の血を受け継ぐ人間でもある

第一次ネオ・ジオン戦争末期には、旧ジオン派のリーダーとして、
ハマーン・カーンに対して、反乱を起こしている。

TV版「機動戦士ガンダムZZ」では
詳細はわからないが、

小説版「機動戦士ガンダムZZ」を読んでみると、
旧ジオン派のリーダーといっても、別に旧ジオン派は、
グレミーが組織したわけではない。

また、グレミー自身も、最初からザビ家の血を利用して、
ザビ家による地球圏支配をめざしていたわけではないらしい。

グレミー・トトは、
一説では、ギレン・ザビが自分自身のクローニング実験の結果、
生まれたという説もあるが、
小説版「機動戦士ガンダムZZ」では、
ジオン公国の公王であるデギン・ザビの子供である。

つまり、小説版「機動戦士ガンダムZZ」では、
グレミーは、ギレン・ザビの異母弟にあたると
思われる。

自分の父親のことをどこまで、
グレミーが知っていたのか不明であるが
少なくとも、大学に入学するまでは、
自分の父親がザビ家の人間であることは、
全く知らなかったらしい。

グレミーが、いつ頃からアクシズで生活していたかは
わからないが、アクシズ内では、
あらゆる面で、とても優秀な学生だったらしく、
特待生の待遇で兵役も免除され、
アクシズ内の総合大学に通うほどだった。

さて、第一次ネオ・ジオン戦争より8年前、
一年戦争による敗北で、ジオン公国はジオン共和国となった。

エギーユ・デラーズの様に、その敗北を承服せず、
地球圏で徹底して抗戦するジオン軍人もいたが、
多くのジオン軍人は、アクシズへ逃れ、潜伏した。

潜伏したジオン軍人の一部は、
エギーユ・デラーズの様に、敗北を承服せず、
いつかは、地球圏へ戻る為の潜伏と考えていたが、
大半は、戦争犯罪者としての責任を逃れる為の潜伏だったらしい。

尚、ジオン軍人の中には、一年戦争後の混乱に乗じて、
シャア・アズナブルがクワトロ・バジーナ大尉として
エゥーゴに参加した様に、地球連邦軍の軍籍を取得することで
地球圏に戻るジオン軍人もいた。

その為なのか、ジオン公国から
自治共和国となったはずのサイド3には、
元ジオンの人々達が集結していた。

ハマーン・カーンがアクシズの摂政に就任、
グリプス戦役で、アクシズは地球圏に帰還、しかも、ティターンズは壊滅、
エゥーゴも戦力的に、大幅に弱体化したことに対して、
アクシズは戦力を温存することができた。

だが、サイド3を中心とする元ジオンの人々は、
グリプス戦役では、アクシズに協力することはなかった。

ハマーンに嫌悪感をいだいていたからである。
理由としては、

元ジオンの人々からすれば、
自分の主が幼いことをいい事に、
ミネバ・ザビという錦の御旗の名の下に、
狡猾に自分の思うように、物事を進めていく
ハマーンのやり方が、気に入らなかったからである

そんな風潮の中で生まれたのが、旧ジオン派だった。
旧ジオン派は、ミネバ・ザビではなく、ハマーンに反感を
抱いていたので、急速に拡大していった。

アクシズの総合大学に、教育者になることを夢見て
通うグレミーに、一人の男が接触してきた。

その男とは、
旧ジオン派の幹部であり、フラナガン機関の一員でもあった
マガニーだった。

マガニーよって、グレミーは、
自分に、ザビ家の血を流れていることを知った。

後に、マガニーが、グレミーに、
「あなたこそ、真のザビ家の後継者となるべき人です」といった様に、
マガニー達が、自分に、何を望んでいるのかを
知ったのだと思う。

グレミー個人の見解によるが、
ザビ家の後継者となれば、
人々ではなく、社会そのものを教育するべき立場である。

グレミーは、
そんな立場に、途方もない魅力を感じたのだろう。
(同時に、自分の能力は、そんな立場でこそ、
活かされるべきであると思ったに違いない)

自分の出生を知ったグレミーは、
志願兵として、ネオ・ジオンの軍人になった。

画像

(↑グレミー・トト)

旧ジオン派の後押しがあったにせよ、
わずか数ヶ月で、
ネオ・ジオン軍の中で、グレミーは、
一番競争率の高い、パイロット候補生に合格後、
その才能をかわれ、巡洋艦エンドラに赴任した。

さらに、マシュマーが、
ZZガンダムで撃墜された後は、
階級はよくわからないが、
兵士から将校になっていたと考えられる。

あのシャア・アズナブルも、20歳で、大佐にまで昇進した。
しかし、そんなシャアですら、15歳でジオン公国に入国し
ジオン公国の士官学校に入学後、
大佐になるまで、約5年という時間を要した。

そんなシャアと比べても、
入隊して間もない兵士の昇進のスピードにしては、
異常だと言えるぐらい、あまりにも早すぎたが、
それだけ、グレミーの才能が、
高いということなのかもしれない。


そのあたりを考えてみると、
さすがは、ザビ家の血(※1)をひく者とでも
いうべきなのかもしれない。

(※1)デギン・ザビの子供達、
ギレン、ドズル、キシリア、ガルマ
彼らの性格は、非の打ち所のない、素晴らしい人格者だとは
おせじにも言えなかったかもしれないが、
彼らの才能は、そこいらの凡人よりは、はるかに優れていた。

そのあたりを考えると、デギン・ザビの遺伝子というのは、
すごいと言わざるを得ないのかもしれない。


皮肉にもとでもいうべきか
その才能のおかげで、
グレミーにとって、倒すべき敵であるハマーンに
注目されることとなったが、ハマーンのおぼえは
めでたく、ハマーンの謁見もゆるされるほどであった。

ハマーンに注目されることになったのは、誤算だったが、
グレミーは、
旧ジオン派の後押しで
ニュータイプ部隊の精鋭を配下にもつなど、
旧ジオン派のリーダーに相応しいステータスを
身につけていった。

第一次ネオ・ジオン戦争末期、
ついに、ハマーンが、ジオン公国の発祥の地でもある
サイド3を無血占拠した隙を狙って、
グレミーは旧ジオン派を率いて決起した。

エゥーゴとの決着がついていない時に、
反乱をおこされたのである
まさに、ハマーンは四面楚歌の状態に陥ったのであった。

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