小説版『機動戦士Zガンダム』を読みました (余談 その2)

8月5日

(2)SPACE MAP U.C 0087

小説版『機動戦士Zガンダム』 全5巻の巻頭には、
主な登場人物及びMSのデータベースと

宇宙世紀0087年の地球圏のコロニー配置図
「SPACE MAP U.C 0087」が掲載されています。

この配置図については、宇宙世紀の世界を
多少は、知らないと、何のことか
よくわからない部分があると思うので、

まずは、一年戦争開始直前のコロニー配置図を参考に
コロニー配置図の概要を述べてみたいと思います。

画像

(↑一年戦争開始直前のコロニー配置図)


機動戦士ガンダムの世界では、
増え過ぎた人口により発生した地球のエネルギー問題や環境問題を
回避させる為に、スペース・コロニーへ移民が開始された。

月の軌道上に存在する5つの重力安定点
ラグランジェ・ポイント(コロニー配置図のL1からL5)の中心とする
楕円に近い軌道にコロニーは設置された。

そのおかげで、コロニーは、この軌道から
それることなく、およそ、3ヵ月の周期で回転することができる。

また、地球と月の相対位置を変えることなく留まることもできて、
地球の周囲を1ヵ月に1回、まわることができるのである。

(何というか、個人的な意見を述べさせていただくと、
論理的というか、科学的に、とても理にかなっている設定だと思う)


ラグランジェ・ポイントに設置されたコロニー群は、サイド(※1)を構成し、
一年戦争開始直前には、7つのサイドが連邦政府を構成する自治体とされた。
もっとも、自治体といっても、各サイドには、自治権はなかった。

(※1)コロニー1基を1バンチとし、
1つのサイドには、30~40バンチで構成されているらしい。


さて、小説版『機動戦士Zガンダム』の主な舞台の一つである
宇宙世紀0087年のコロニー配置図である
「SPACE MAP U.C 0087」をみてみると、

画像

〔↑宇宙世紀0087年のコロニー配置図(SPACE MAP U.C 0087)〕

物語には、一度も登場していない
あのジオン軍の宇宙要塞ソロモンがある。

ソロモン攻略戦後、連邦軍の指揮下にはいり、
コンペイトウと称されることになるが、

小説版『機動戦士Zガンダム』では、多分連邦軍の指揮下だと思うけど
宇宙世紀0087年になっても、宇宙要塞ソロモンと呼ばれているのかもしれない。

これらの配置図をみてみると、
連邦軍の基地であるルナツー、
宇宙要塞ソロモン、
ゼダンの門(旧ア・バオア・クー)も、ラグランジェ・ポイント近くで
楕円に近い軌道を回転している。

おそらく、コロニー同様、地球と月との相対位置を変えることなく
留まっているのだと思われる。

よくよく考えてみれば、
相対位置等がかわって、留まれなければ、
基地や要塞の意味をなさないと思うので、
この配置は、当然と言えば、当然の配置だといえるのかもしれない

尚、小説版『機動戦士Zガンダム』の第一巻の冒頭で、
一年戦争でコロニーも甚大な被害をうけたが、
7年後の宇宙世紀0087年でも、7つのサイドがあることを考えてみると、

小説版『機動戦士Zガンダム』の世界でも、コロニー再生計画みたいなことが
実施されて、コロニーの修理や移送が行われていたのかもしれない。
(また、連邦政府を構成する自治体としてのサイドの体勢も作り直されたのかもしれない)

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