『引退と隠居について』(その4)

10月14日

超人オリンピック連覇、2度にわたる正悪超人戦争、
宇宙超人タッグトーナメント優勝を経て、
正義超人軍の中核となったキン肉マン

キン肉マンの父親であり、キン肉星第57代大王であるキン肉真弓は、
そんな息子であるキン肉マンに大王の座を譲ることを決意した。

邪悪の超人の神の陰謀により、キン肉星の大王の座をめぐって
王位争奪戦がおきるも、
キン肉マンは、王位争奪戦を勝ち抜いた。

そのことで、
正式に、キン肉マンは、キン肉星第58代大王になることが決定した。

しかし、
単純に大王の座を譲ってしまえば、自分は、隠居して
のんびりと暮らせるという訳にはいかない。

キン肉マンは、大王になることが、決定しただけで、
新しい大王としての戴冠式もしていなかった。

そのうえ、大王には、大王の公務があった。

前大王として、戴冠式(ちなみに、その戴冠式は、
新大王の妻となる王妃であるビビンバとの結婚式も兼ねていた)を行い、
公務も、新大王に引き継がせなければならなかったと思う。

しかし、当人が、戦ってなくちゃ成長できない。 
脳内のリミッターを常にはずしていないと、生きられないと
言っていた様に、

新大王となるキン肉マンは、
戦うことに生きがいを見出し続けてきた超人レスラーである。

そのうえ、落ち着きがないのだろうか
ただでさえ、放浪癖があり、
自分の闘いを前に、逃げだすことも
よくあった。

ダメ超人から
正義超人の中核を担う存在になったとはえ、
キン肉マンは、まだまだドジで間の抜けた部分があった。

そんな男が、
いきなり超人レスラーから大王になるわけがなかったと思われる。

実際、キン肉マンは、
戴冠式当日になっても、大王になる決心できなかった。

戴冠式にでる為の決心をつける為に、仲間達に
ガチンコのスパーリングを戴冠式当日に挑んだ。

幸いにも、キン肉マンは、戴冠式に、何とか間に合ったが、
一歩間違えれば、せっかくの王位継承の座をはく奪される事態にも
なりかねなかった。

キン肉マンが戴冠式に姿を表すまでは、キン肉真弓は、
寿命が縮みかねない様な思いだったと思う。

さて、キン肉族の大王となった以上、
大王としての公務を果たさなければならなかったと思うが、
その公務は、テリーマンによると、激務であった。

単純に、民の為に、政治をするだけではなかった。
また、敵対する勢力と戦うだけではなかった。

キン肉族の面目を守ることも重要な公務だった。

その公務には、
他の一族の重鎮や王族との舞踏会や昼食会も含まれていた。

いかつい格闘超人であるキン肉マンが、
舞踏会だの昼食会など、そつなくこなせるわけがなく、
素直に参加するわけもないと思うので、

前大王として、キン肉真弓も、
新大王であるキン肉マンが、それらの公務をこなせる様になるまで、
何かと苦労が絶えなかったと思われる。

そのあたりを考えてみると、
キン肉真弓からキン肉マンへ政権を完全に譲るのも、
少なくとも数年の時間は要したのかもしれない。

王位争奪戦から約28年が経ち、
キン肉マンの息子である万太郎をはじめとする
新世代正義超人軍が、悪行超人達と激闘を繰り広げていた頃、

キン肉真弓は、100歳をこえる年齢となり、先帝と
呼ばれていた。

この頃になると、
既に政権は完全にキン肉マンに移っていたと思うが、

どこかに居を構えて、
大人しく隠居生活でもしているわけでもなかった。

大王の座を退いたが、キン肉真弓は、
キン肉族の四大長老の一人として、
超人評議会では、大きな発言力をもっていた。

キン肉族の将来の為に、評議員として、
第59代キン肉星大王となるべき
万太郎に、お前の体は、お前だけのものではないと説いていた。

王族といった特別な立場にいる者に、
隠居などあってない様なものなのかもしれない。

例え、大王の座を譲って隠居しようが、
立場を変えて、一族や民衆の為に、
行動し続けなければならないのかもしれない。

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