『あのゲームを振り返る』その1

3月12日

◎はじめに

サウンドノベル「街 運命の交差点」

正確な時期は覚えていないが、
このゲームが登場してから20年ぐらい経っている。

しかし、ごくたまにだが、昔を懐かしむかの様に、
このサウンドノベルをあそんでいる。

20年ぐらい経っているが、このゲームの面白さは、
俺には、ほとんど色あせていない様に思える。

そこで、記事のタイトルにもある様に、

振り返りながら
このゲームのメインストーリーと隠しストーリーについて
述べてみたいと思う。

(1)『で・き・ちゃ・た』

自他共に認める学園のアイドルである飛沢陽平

アイドルであると同時に遊び人である陽平は、
高校生ながら、本命の社長令嬢の彼女がいるにも関わらず、
色んな女の子達と深く浅い関係をもっていた。

ある日、2ヶ月前に、初めて会ったその日に
一度だけ関係をもって、
それっきりにしていた亜美から呼び出された陽平


どうせ、一度だけでは嫌だから、もっと頻繁に会ってとでも
言いだすのだろう

まぁ、そんな要求は、毎度のことだからと思っていると
その亜美が、全く予想すらしていなかったことを告げる
赤ちゃんができたと

衝撃の内容に、亜美に妊娠の真偽を問うこともできず、
陽平は、学校の授業も、上の空で聞いていただけだった。

そんな陽平の前に、
2年前、突然姿を消したかつての恋人
ユキがあらわれる。

ユキは、突然姿を消した理由を陽平に告げる。
その理由は陽平の子供を身籠っていたからである。

しかも、その陽平の子供である優作を陽平の前に
連れてきたのである。

学園のアイドルたる自分が、既に父親になっている事実に、
陽平は、ただただ打ちのめされる。

さらに、本命の彼女である美奈子の父親から
娘と結婚して、婿養子として、大手の通販会社である
自分の会社を継いでほしいと言われる。

まさに、逆玉の輿だが、この逆玉の輿は、
ただの逆玉の輿ではなかった。

美奈子の母方の伯父が、暴力団関東白峰組の組長、白峰忠道であり、
以前、美奈子にしつこく言い寄ってきた軟派な男を、
血の気の多い組員が勝手に、半殺しにしたのである。

つまり、この逆玉の輿は、世界一コワイ逆玉の輿だったのである。

だが、それをみすみすフイにすることは陽平にはできなかった。

美奈子との結婚を成就させるには、
ユキと亜美に、そのことを悟られてはいけない。

さらにいえば、
ユキには、優作のことを自分の子だと口外しないでもらうこと

亜美には、妊娠の真偽を聞き出し、もし妊娠が本当なら、
子供のことをあきらめてもらうことだった。

その為に、3日間、陽平は彼なりに奔走した。
だが、事態は、嵐の様に動いていく。
(もっとも、そんな事態の動きが、本人も気づかぬうちに
陽平を変えていくのだが)

結婚して婿養子になってほしいと言われた翌日には、

亜美の妊娠は、本当であり、亜美は完全に産む気だった。

そんな亜美に対して、陽平は何も言えなかった。

同日の晩には、ユキが優作を連れて飛沢家に訪ねにきた。

ユキも、陽平の両親に、いきなり優作を陽平の子だと
告げることはなかったが、
(告げれば、陽平の両親は卒倒でもしてしまうからと
考えていたらしい。)

その翌日には、陽平に結婚をほのめかしていた。

ちなみに、その日は、美奈子とのデートだったのだが、
ユキと鉢合わせになってしまう。


ユキにばれてしまうのを避ける為に、
自分の両親が美奈子の親から金を借りていて、
金のことをチャラにするかわりに、美奈子が陽平につきあうことを
望んでいるという
下手をすれば、事態が泥沼に陥る様な嘘をついていた。

同日の昼頃には、
美奈子の伯父である白峰忠道により飛沢家に結納を贈られた。
(普通は、婿が嫁に贈るものだけど)

陽平に、プレッシャーがのしかかる。

陽平は、ギャンブル好きで大酒飲みで暴力を振るう男を演じることで、
亜美に自分から子供をあきらめてもらおうと考えた。

だが、そもそも高校生である陽平に大酒飲みを演じることなど
到底できなかったので、失敗におわる。

結婚して婿養子になってほしいと言われた3日後、
ユキが過労で倒れてしまう。
(幸いにも、ユキの過労は、たいしたことはなかったので、
その日のうちに、回復はできたが)

さらに、ひょんなことから、亜美と一緒に優作の面倒を
みることになってしまった。
(何とか機転をきかせて、ユキと優作のことを
亜美に、ばれてしまうことだけは、どうにか避けたが)

亜美と一緒に、優作の面倒をみていくうちに、
すっかり若い所帯じみた雰囲気になってしまい、
疎ましく思っていた亜美に対して、抱きしめたくなる衝動に
かられる(何とか自制したが)

さらに、優作が歩き出して自分に向かってパパと呼ぶのだから
我が子の成長を、思わず亜美と一緒に喜んでいた。

陽平の3日間の奔走は、
同日の晩、突然徒労におわる。

白峰忠道が陽平及び陽平の両親に、明日は美奈子との結婚式を
教会で執り行うことを告げた事で、

亜美とユキに、美奈子との結婚が
知られてしまったからである。

結婚式当日、

ただひたすら無事に結婚式が終えることだけを
願う陽平だったが、

案の定、結婚式で波乱がおきた。

ユキに美奈子のことで
陽平がついた嘘が原因なのだが、

結婚式に止めようと、
ユキは、優作が陽平の子であることを結婚式で告白した。

陽平と一緒にいるときが、
本当の自分でいられるから陽平とは別れられないからなのか

亜美も陽平の子供を妊娠していることを
結婚式で、告白した。

もはやこれまでと観念した陽平は、
自分が嘘をついていたことを告白した。

だが、それは、ユキには、優作を自分の子供と認めていないこと
亜美には、子供をあきらめてほしいと告げている様なものだった。

2人は陽平にビンタをして、悲嘆にくれて、教会を去る。


そんな2人の姿をみていて、
彼女達にとって、かけがえのないものは、
自分にとってもかけがえのないものだと
認識することができた陽平は、

2人の後を追いかけて、非は全て自分にある事を認め、
自分が子供の父親であることを2人に告げた。

普通ならば、これで婚約そのものが解消になるかと思いきや、
美奈子の両親は、日を改めて、結婚式を執り行う事を
陽平に告げる。

その理由は、陽平にとっては、
とてつもなく衝撃的すぎる内容だった。

何と、美奈子には、娘がいた。

実は、陽平自身は、まったく覚えていないが、
2年前に、酔った勢いで、美奈子と関係をもっていたのだった。

そのときできたのが、美奈子の娘だったのである。

これからも、自分を含め、亜美とユキ、3人の子供達は
陽平と一緒よと聖母の様な笑みをうかべる美奈子に対して、

茫然自失の陽平だった。

多少は、はしょっていて、うろ覚えになるが、
『で・き・ちゃ・た』の大まかなストーリーである。

さて、主人公の陽平は、
性懲りもないと言えるぐらい浮気性で、遊び人である。

しかし、女の子に、もてる主な原因は、
よくもわるくも筋金入りの
フェミニストで優しい男だからだと思う。

陽平は、亜美に妊娠の真偽を問いただす際、
本人は、なるべく亜美を傷つけない様に
オブラートに包んで問いただしたが、

結局は、
「妊娠なんて本当か? あるいは、他の男と関係をもって
できた子じゃないのか?」と問いただしているようなものなので、
亜美は傷つき、泣いてしまった。

亜美に謝りながらも、亜美を落ち着かせる為に、

亜美の家で、話の続きをすることにした。
(そんなことをすれば、余計に相手のペースになってしまい
ますます、問いただす事ができなくなる懸念が陽平には
なくはなかったらしい。 案の定、陽平は亜美に
何も言えなかった)

自分の家に来てくれると知った瞬間、
泣いた子が、もう笑うかの様に、
あっさりと亜美は泣き止んだ。

また、陽平は、ギャンブル好きで大酒飲みで暴力を振るう男を演じることで、
亜美に自分から子供をあきらめてもらおうと考えるが、

高校生に、大酒飲みなどできるわけがないうえに、
どうしても、亜美に暴力を振るうことができなかった。

また、ユキが優作を連れて飛沢家に訪ねにきた際、
ユキは、陽平の両親の勧めもあって、飛沢家に泊まることになった。

最初は、留学中の陽平の姉の部屋で寝ていたユキだったが、
親子3人で寝たいということで、陽平の部屋で寝ることになった。

その際、優作の夜泣きがはじまってしまい、
陽平は、全く寝られなかった。

陽平をたびたび起こしてしまったことを気にするユキに対して、
眠ってしまえばどうということないと陽平は言った。

赤ん坊の夜泣きを、誰かに怒るわけにもいかない
自分のことは気にするなという陽平なりの気づかいなのだと思う。

ユキが優作を連れて飛沢家に訪ねにきた同日、

明日は、学校の創立記念日だからと
美奈子とディズニーランドで、婚約の記念日の意味を込めて
指輪を買う約束をした陽平

しかし、優作の夜泣きで、寝不足になっていた。

美奈子から電話で連絡があった際、
適当な理由をつけながらも、美奈子に日を改めてほしいと言った。

美奈子は、それならばしかたがない、
私は、一人で、ディズニーランドに行って、一人で楽しむと
言っていたが、その語気は、全然しかたがない様子ではなかった。

その様子は、裏を返せば、
美奈子が自分と指輪を買うことを
とても楽しみしていたことを察したのだろう。

陽平は、寝不足だが、急いで用意してディズニーランドに行くことを
美奈子に言った。

さて、2年前
ユキは、陽平の子供を身籠った際、

陽平の前から姿を消して、実家に戻った。
また、陽平がユキの行方を探そうと実家に電話をかけた時も、
両親にはいないと伝えてほしいと頼んでいた。


その理由としては、
陽平は、自分が突然いなくなっても、探しにはこないと
思っていたからであるらしい。

詳細はわからないが、ユキが身籠る頃には、
既に陽平には、他に好きな女の子がいたらしい

また、2年ぶりに再会しても、陽平に対して、
相変わらず遊んでいると言っていた。

つまり、他の2人の女の子よりは、陽平の浮気性を
熟知していたと思う。

しかし、それと同時に、陽平のフェミニストぶりと
優しさも熟知していたと思う。

だからこそ、2年ぶりに陽平に再会してみようと
思ったのかもしれない。

ユキが優作と共に、飛沢家に訪れた際、
陽平の両親に、
「自分の旦那は、
若くして父親になることに苦悩している」といった
意味合いのことを言っていた。
(だからなのだろう いきなり子供のことを認知して、
結婚していっても、陽平がうなずくわけがないので、
長期戦の構えで、ユキは陽平と結婚しようと
思っていたのかもしれない)


その通り、
学園のアイドルたる自分が既に父親になっていることを
悪夢の様に感じていた。

また、逆玉の輿の為、
優作のことを認知せず、
亜美に子供のことをあきらめてほしいと

女の子からすれば、極めて最低なことを考えていたが、

自分の子である優作と触れ合っていくうちに
4日間という時間をかけて、遊び人は、父親に変化した。

つまり、若くして父親になる苦悩を乗り越え始めたと
言えるかもしれない。

10代で3人の嫁と3人の子供をもつことになったが、
時間をかけて、よき夫、よき父親になるのだろうと思う。

さて、サウンドノベル「街 運命の交差点」が世にでてから
約20年が経過している。

約20年も経過すれば、人の価値観等も変化していると思う

女の子にモテモテの遊び人が、苦悩して
道に迷いながらも
父親になりはじめるストーリーは、

最近の若者達からすれば、どの様に映っているのか
全くわからないが、

所詮、人は、金で物を購入するみたいに、
いきなりは、人の親になれない。 

全く上手く言えないが、
また、誰かに教わるわけでもなければ、
アプリに頼るきるわけでなく、
時間をかけて、あせらず、親として
成長していくものだと思う。

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