『正義超人 ベンキマン』(前編)

5月12日

ベンキマン

第21回超人オリンピックの予選を
勝ち抜いた12人のファイナリストの1人

身長185cm、体重87kg

身長と体重だけなら、キン肉マンに匹敵するが、
体格では、キン肉マンに比べると、かなり線が細い。

ちなみに、ベンキマンの、
アニメ版での名前は、ザ・ベンキーマンである。

さて、みためが、
まるで、ギャグみたいな外見をしているベンキマンだが、

ウォーズマン同様、
ベンキマンも、悲しい過去を背負っていた。

ベンキマンは、
世界最古の水洗トイレを発明したベンキーヤ一族の超人であり、
かつては、インカ帝国皇帝のお抱えの警護超人であった。

だが、フランシスコ・ピサロ率いるスペインの侵攻で、
ベンキマンの両親をはじめとする
多くのインカ帝国の人間が、殺されてしまう。

悲嘆にくれながらも、スペイン兵に立ち向かおうとした
ベンキマンだったが、返り討ちにあい、全ての記憶を失ってしまった。

ベンキマンの祖父によって、侵攻から救い出されたと思われる

ベンキマンだったが、自分の素性、正体、目的を思い出すこともなく、
生きていくことになった。

だが、ベンキマンの祖父は、
そんな孫に一族のルーツ等、何も語らなかった。
(いや、語ることはできなかったというべきか)

語れば、悲嘆の記憶をよみがえらせることになり、
ベンキマンは自害の道を選ぶことが明白だったからである。

時は流れ、いつ頃かはわからないが、
自分の素性が、一切思い出せないまま、

ベンキマンは
かつての故国があった南米ペルーで超人レスラーとなった。

頭のオブジェの形状から、エラード(ソフトクリーム)マンと呼ばれ、
第21回超人オリンピックのペルーの予選では、決勝戦まで勝ち残るほどの
実力者となっていた(※1)

(※1)インカ帝国の崩壊から第21回超人オリンピックの開催の年まで、
約450年近い時間があるので、普通の生身の超人が、そんな時間を
年老いることなく長生きできるのと思われる方もいらっしゃるかと思うが、
大抵の超人の寿命は人間と大差はないが、例外もある。 
ベンキマンも、その例外にはいる超人達の一人で、年齢は2000歳である


画像

(↑ベンキマンとザ・ベンキーマン その1)

だが、観客の評判は悪く、ベンキマンを応援するものはいなかった。
別に、ベンキマンの素行が悪いとかではなかった。

ベンキマンを知っている者達は、ベンキマンが
決して冷酷な超人でないことは、承知していたが、

ベンキマンが、日頃から感情を面にだすことがない為、
周囲から無表情だの、冷たいというイメージをもたれていた。

また、闘い方も、寝技を利用して、粛々と進めていく闘い方だった。
別に反則技をしようしているわけではないので、
闘い方自体は、フェアプレーと評されても、何の問題もなかったはずなのだが、

観客達からすれば地味で、何の面白味のない闘い方だった。
(そのうえ、実況のアナウンサーにも、ねちっこい寝技で
勝利を奪ったと言われてもいた。)

もっとも、当人は、別にサービスで闘っているわけではないので、
意に介さず、無表情だった。
(それが、余計に観客達の反感を買うのかもしれない。)

エラードマンの試合は、エラード(ソフトクリーム)の様に、
甘すぎるとブーイングの嵐、

あまつさえ、ソフトクリームを投げつけられていた。

第21回超人オリンピックのペルーの予選の決勝戦前日

自分の孫が、超人レスラーとして、確固たる技量、
強い精神力を備えたとみたベンキマンの祖父は、
危篤状態にありながらも、ついに、ベンキマンに
ベンキーヤ一族のルーツ、
ナスカの地上絵は一族の偉大なる歴史と繁栄の証であることを語る。

インカ帝国栄光の回復、ベンキーヤ一族の血の継承を孫に託して
ベンキマンの祖父は息をひきとる。


第21回超人オリンピックのペルーの予選の決勝戦

ベンキマンの相手は、ヒガンテマン
並はずれた巨体とパワーをもつ超人であり、
ベンキマンとは対照的にエロエ・ポプラ(民衆の英雄)と
観客からも讃えられていた。

だが、この超人は、ベンキマンと対照的に、素行が悪かった。

ヒガンテマンにとって、
超人レスラーはキャリアアップの手段にしか過ぎず、
第21回超人オリンピック優勝後は、引退して超人界初の大統領になるつもりだった。

それだけなら、別に何の問題もなかったが、大統領に就任後、
ナスカの地上絵のうえに、金儲けのレジャー施設を建設するつもりだった。

ベンキマンからすれば、一族の繁栄と歴史の証を踏みにじる様な行為だった。

さらに、そのことで反抗した自分のセコンドの少年に手をあげていた。

まがりになりにも、超人たる者が子供に手をあげるなど
ベンキマンには、許されないことだった。

古代インカ超人ベンキマンの闘志が静かに燃え上がった。
ヒガンテマンを高速で団子状に丸めて、
自分の最大奥義である「恐怖のベンキ流し」で、ヒガンテマンを倒す。

第21回超人オリンピックのペルーの代表はベンキマンに決定した。

勝利後、ベンキマンは観客達に宣言する。

画像

(↑ベンキマンとザ・ベンキーマン その2)

自分は、今日よりエラードマンではない。
古代インカ超人ベンキマンと呼んでくれと

こうして、正義超人 ベンキマンが誕生した。

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