『週刊ヤングジャンプについて』(その23)

5月22日

押忍!! 空手部(その20)


27)高木の輸血(その④)


高木は、至急、輸血されたことで、

とりあえずは、回復した


しばらく、安静にしていれば、完全回復するのだが、

事態がそれをゆるさなかった


真島が、高木を仕留めるべく、

「きつね狩り」を潜り抜けて


高木のいる病院に向かっている


大竹達が、真島を迎撃する為に動いている


それらを知った高木は、

安静にしていろと言われても、安静になどできなかった


別に、大竹達が頼りないからとか、


大竹達を信頼していないからとかではなく、


高木は、真島だけは、

どうしても、自分の手で倒さねば

気がすまなかったからだ


しかし、高木は、

とりあえずは、回復しただけであって、


まだまだ、完全回復していない


高木は、仲間達に頼んで、

近辺の肉屋や薬局から、


栄養ドリンクと生肉を大量に買ってもらった


既に、時刻は深夜に近いと思われる時刻なのだが、

仲間達は、肉屋や薬局を叩き起こして、

買ってきてくれた


仲間達に迷惑をかけたことに対して、

すまないと言った高木は、点滴を受けつつも、


生肉を食べる 

栄養ドリンクを飲む 


要は、自分の血となるものを摂ることで、

体内の血液の量を増やそうとしていたのだ


高木、無茶だよ


高木の傍にいる、

まりもが、おろおろとした様子で言った


まりもの言う通り、

高木の行動は無茶以外の何物でもない


高木といえども、生肉や栄養ドリンクを摂って、

すぐに、自分の血にすることなどできない


それでも、高木は、その「無茶」をする


自分と似た様な境遇で、新宿に流れてきた

親友を瀕死の重傷にまで、追い込んだ真島は、


何が何でも、例え、右腕が闘いで使えなくても、

自分の手で倒さねば気がすまない


例え、「無茶」でも、少しでも

自分が真島を倒せる可能性に

つながるのならば、高木は、それをする


それが、高木の強さを支える大きな柱の一つと

言えるかもしれない


高木のことだから、

例えベストコンディションでなくても、

何が何でも、真島を倒そうとしているのは、


大竹も、十分、予測がついていると思う


だからと言って、

今の高木に、そんなことをさせられない


(勝手な憶測になるが)

大竹は高木が無茶をしない様に、まりもだけでなく、

佐藤にも、高木の傍にいてもらうことにした


大竹、林、坂本、霜鳥は、

真島に、逃げられることなく、

包囲して、完全に倒す作戦をたてる


その作戦の為に、大竹達は、

かつての新宿部隊との闘いで、

高木の影武者を務めた田口を呼んだ


大竹達の作戦とは、


病院の5階の病室の窓際のベッドで、

高木に扮した田口に、

安静の為の就寝中のふりをさせる


さらに、真島に警戒心を持たせない為なのだろう

その田口の傍に、まりもに、扮した霜鳥に、

看病しているが寝てしまっているふりをさせる


真島は、入室して、田口に近づく


真島と田口の距離が、ある程度、縮まってから、

大竹、林、坂本が別の病室から入り、

田口と霜鳥の計5人で、真島を包囲して、倒すといった

内容である


すっかり深夜になっていたと思われる時刻、


真島が、就寝中のふりをしている田口と霜鳥がいる

5階の病室にあらわれた


つまらないなぁ、せっかく来たのに、就寝中ですか


まぁ、いいか、もともと、依頼された仕事でもない


田口に近づく

真島は、とても愉快そうに、右手の虎爪をふりあげる


この男は、依頼人から、

金をもらって殺しをする殺し屋だが、

決して、依頼ではない殺しをしないといった様な、

タイプの殺し屋ではない


小川にも言った様に、依頼であろうとなかろうと関係ない、

相手をいたぶり、殺すことができれば、いいのだろう


真島は、右手の虎爪を、田口の顔めがけて、ふりおろす

相手が寝ていると完全に思い込んでいるのだろう

そのスピードは、遅い


田口とて、高木の影武者を務める程の男である


その遅い攻撃を、よけられない様な男ではない


田口は、間島の攻撃を、かわしつつ、構える


真島は、(どこで、情報を仕入れたのか)大量の輸血の為に

安静にせねばならない男とは思えないほどの相手の

動き、顔色に、少々、訝しんだ


高木さんは、敵が多いので、俺のような影武者がいる

田口は、つけまゆげとつけひげをとる(※1)


(※1)記事の内容の補足として、

田口が、高木に変装する過程をイラストにしてみました


押忍 空手部 田口.jpg


その過程のイメージでも、つかんでいただければ、幸いです


霜鳥が、メガネをかける


高木は、別室で療養中だ

真島の背後のドアから、

大竹、林、坂本の3人が姿をあらわす


真島は、悟った 待ち伏せされていたことに


5人の男に包囲されている 場所は5階、


さすがの真島でも、5階の窓から、飛び降りて

逃げるというわけにはいかない


だが、包囲されても、

自分の特異体質に絶対の自信をもつ

真島は余裕だ 


その余裕を、例の慇懃無礼の口調であらわす


こんな人をなめたしゃべりをする奴に、

竹内とチャコが瀕死の重傷にされられたことが、

腹がたって、たって、仕方がないのだろう


大竹は、怒りと気合のはいったセリフとともに、

真島の腹めがけて、蹴りを放つ


足技主体の沖縄流の空手の使い手であり、


並の人間からすれば、

その蹴りの威力も半端なレベルではない

大竹の蹴りである


その蹴りは、真島の腹をとらえ、

真島の体を病室の窓をたたき割って、

窓の外に放り出した


バカヤロウ、ここは5階だぜ

林が、大いに慌てる


あんな奴、殺したって構わねぇよ

大竹は、吐き捨てる様に言った


そんなことを言う大竹に対して、林は、

あれこれは言わない

いや、あれこれと言えないのだろう


今の林には、真っ先に確認せねばならないことがある

友人が人殺しになっていないかを確認することだ


林は窓から顔を出して、下をのぞき込む


そこにある光景に、林は驚く


何と、真島は、とっさに、左手で

窓のレールをつかんで、落下を防止していたのだ


真島は、右手の人差し指と中指を

林の顔めがけて、繰り出した 


完全に落下したと思っていた

相手が落下を防止しただけでなく、

攻撃も繰り出してきたのだ


驚愕と恐怖に、林は、叫びつつも、

とっさに、自分の顔の前に、右手を出した


顔への命中は、さけられたものの、拳を握る間もなく、

とっさに、右手を出したので、

林の手のひらは、真島の人差し指と中指に貫かれた


林の右手に、激痛が走る


その激痛に、林は両膝を地につき、

動くことができなかった


人の心配より、自分の心配をしたほうがいいですよ


例の慇懃無礼の口調で、真島は、病室の中に入る


特異体質のおかげなのだろう、

大竹の蹴りのダメージもないみたいだ


みんな、気をつけろ こいつの指は普通じゃないぞ

激痛で動けなくても、

林は仲間達に、必死でアドバイスをおくる


真島は、次なる攻撃の標的を大竹にした


大竹は、真島の攻撃をかわしたものの、真島の指が

ある意味、刃物よりも、たちが悪いことを大竹は

認識せざるを得ない


しかし、大竹達が、喧嘩が強いのは、

何も、格闘技を学んでいるからだけではない

ケンカ屋として、海千山千と言ってもいいぐらい

場数をふんでいるからである


そのケンカ屋の技で、大竹は真島に対抗しようとする


大竹は、真島に対峙しつつ、病室のドアノブを右手でつかむ


真島の右の攻撃を、反時計回りにかわしつつ、

右手でドアを開ける


真島の右腕が、ドアと戸当たりの間に滑りこむ様にはいる


大竹は、体ごと、ぶつける様に、

ドアを閉める


真島の右腕が、ドアの戸当たりの間に、はさまる


いくら、特異体質のおかけで、

ダメージはないからといっても、痛みがないというわけには

いかないのだろう


真島は、右腕の痛みに、声をあげる、

動きが止まる


坂本、頼んだぜ

大竹は攻撃のバトンを坂本に渡す


坂本は、病室のベッドのサイドフレームを、両腕でつかみ、

マットレスごと持ち上げ、ベッドの脚を真島にむける


ベッドを盾代わりに、坂本は真島に体当たりするつもりだ


真島は、体の向きを変えることはできたが、

回避には間に合わなかった


坂本の渾身の体当たりが、真島にさく裂した


坂本のパワーは相変わらず、すごいと

大竹が言うだけは、あった


みかけによらない、

堅実さとスピードばかりが、めだつが、

その、みかけどおり、坂本のパワーは並外れていた


坂本の体当たりをうけ、真島の体は、病室の壁に

大きな亀裂が入るほど叩きつけられた


真島といえども、

ダメージはあっただろう その痛みも強烈だったのだろう


しかし、真島の指の硬さと鋭さは、坂本の想像以上だった


坂本の体当たりをくらう瞬間、真島は右の虎爪をくりだしていた


真島の虎爪は、

ベッドのマットレスを貫いただけでなく、

坂本の胸に深く刺さっていた


坂本は倒れた


久しぶりだぜぇ

真島の口調が変わる


俺様を地獄より、呼び戻した奴等はよぉ

真島の髪が逆立ち、顔が、まるで別人の様に、豹変していく


先程の坂本の攻撃が、スイッチを入れたのだろう


真島の、「デッドボーン」の本領発揮のスイッチを


高木を殺る前に、お前ら、皆殺しだぁ!!

真島は、獣の様な咆哮と共に、

自分のコートを引き裂いた


顔だけでなかった、痩せぎすのはずの、

真島の体も、別人の様に、屈強な筋肉質の体になっていた


大竹も噂で聞いていた様に、

まさに、ジキルとハイドだった


真島は、奇声をあげながら、霜鳥に襲いかかる


真島のスピードに、霜鳥は、反応が遅れていた


田口が、とっさに、霜鳥を突き飛ばさなければ、

霜鳥は真島の攻撃に倒れていただろう


大竹は、真島の腹めがけて、再び、渾身の蹴りを放つ


大竹の蹴りは、

まともに、真島の腹にヒットしたはずだった


しかし、真島を少し後ずらせただけだった。


何の防御もしていない相手に

自分の蹴りが、全く効いていないことに、

大竹は、ただただ、驚愕するしかない


真島は、大竹の足首をつかんで、

砲丸投げでもするかの様に、


両腕で大竹を振り回して、病室のドアがある方向へ、

ぶん投げた


大竹の体は、病室のドアを粉砕して、

廊下の壁に、めり込むほど

叩きつけられた


俺様は、殺し屋だ ケンカ屋とは、桁が違う


真島は大竹に、憤怒と傲岸さが

入り混じった様な表情で、言い放つ


化け物がぁ、自分に酔っている場合かぁ


田口は、背後から、力いっぱい、病室に置いていた点滴スタンドを

真島の後頭部めがけて、振り下ろした


真島の後頭部に、点滴スタンドが、みごとに命中した


普通の人間ならば、少なくとも、頭が割れて、血が噴水の様に

噴き出して、倒れていただろう


だが、真島の後頭部には、傷一つ、ついていない。

それどころか、点滴スタンドが、

もののみごとに、ひん曲がっていた


雑魚がぁ

真島は田口をにらみつける


だが、田口は、ひるまない 


いくら、影武者といっても、

パワーは、高木さん並みに、ある


田口は、敢然と真島に殴りかかろうとする


だが、田口の頭に、真島の右手が深く食い込む

頭から、血を流しながらも、田口は、何とか引きはがそうとして、

真島の右腕の前腕をつかむが、びくともしない


高木は、どこにいる


真島は田口に問う


高木の影武者を務める程の男だけあって、男気はある 


田口は敢然と言い放つ 死んでも言うか


それが、真島の心に、火をつけた

こういう奴を、なぶって、

せつなく、もがき苦しむ様をみて殺したいという心に


真島は、大男の部類に入る体格の持ち主である

田口を右腕だけで、持ち上げる


そのまま、田口の体を病室の窓に、放り出す

しかし、田口は、とっさに、両手で、真島の右の前腕をつかむ


どうだ、死にたくねぇか

真島は嗜虐に満ちた笑みを浮かべる


こんなカエルみたいな死に方、嫌に決まっているだろう!!

田口は、あせってはいるが、まだ、心は折れてはいない


真島は、嗜虐に満ちた笑みを浮かべつつ、

何の躊躇いもなく、


田口の右の前腕を、左の人差し指で、貫いた


田口は、右の前腕に起きた激痛で、思わず、右手を離した


すかさず、真島は、左の人差し指で、

田口の左の前腕を貫こうとする


やめろ、人殺しが楽しいのかよ!!

霜鳥が背後から、田口を助けようと、


両腕を振り回して

真島を殴り続けるが、真島には、

毛ほどのダメージもないのだろう


ああ、楽しい

真島は、左の人差し指で田口の左の前腕を貫いた


左の前腕を貫かれ、田口は手を離しそうになる

だが、離せば、5階から地面へ落下、命はない


田口は、懸命に、歯を食いしばりながら、

真島の右の前腕をつかむ


人が、もがき苦しむのをみるのは楽しい

そんな田口の様子をみながら、

真島は、とても愉快そうに霜鳥に言った


田口が、いかに根性をふりしぼろうが、左の前腕を、

まともに、貫かれているのだ

急速に、田口の左の腕の力が、うしなわれていく


このままでは、間もなく落下するのは必至だ


それが、真島にも、よく分かるのだろう


真島は、とても、楽しそうに、田口に言った


なかなか、楽しかったぜ


ついに、田口の左手が、真島の右の前腕から離れた


田口さん!


霜鳥が叫ぶ


田口は、5階から落下する


だが、(うろ覚えで、詳しく覚えていないが)

3階の部屋の窓から

両腕がのびて、田口の体を受け止め、


すぐさま、田口を窓から部屋の中に入れて、

上半身をひねりつつ、窓から出して、

その顔を、真島に向ける


高木だった

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この記事へのコメント

  • 古河島

    レバーとアリナミンVドリンク…。
    この頃から、それらを見ると高木の事をすぐに連想する自分がいます。

    アリナミンVドリンクは、新宿部隊の佐藤との戦いでヒヨコが高木に飲ませて以来結構活躍してるアイテムですね。
    竹内と直接対決を決意した際にも100本買ってるし、後のゲンゲンとの対決で龍天昇で力を使い果たした時にも桃千代に買ってきてくれるよう頼んでたりしてますしね。

    あの時の
    「血じゃあ!血になるもんどんどん持ってこいやぁ!
    真島のガキは俺が地獄に送ったるんじゃあ!」
    と檄を飛ばす高木の迫力もよ~く覚えてます。

    それから田口は東京編のラストとか、あと最終回の同窓会とかでもその姿が無かったので出してやってくれよと思った惜しいキャラでした。これ以降、出番がありませんからね…。

    そしていよいよ始まる真島との闇の攻防戦…。
    この辺もマッドキャラ真島の本領発揮でした。
    霜鳥の「人殺しがそんなに楽しいのかよ~!」
    と言う台詞に対して満面の笑みで
    「楽しい~。こうやって少しずつ死に追いやるのが最高に楽しい。人がもがき苦しむ顔を見るのが最高に楽しい~。」
    と語る場面は実に印象深いです。
    当時までの自分が知る中で、ハッキリと人殺しが楽しいと言ったキャラクターでしたので。

    この真島との戦いは、下手をすれば死ぬかもしれないというこれまでのケンカ(神雷との発勁の時でさえ、流雲がそうさせまいと止めに入っていた)とは違う、本当に殺すか殺されるかという結果がハッキリした戦いでもありました。高木が小川を本気で殺そうとしたのも含めて。

    さてさて、前回は小川が因果応報というべきかこれまでの人生のツケを払わされる羽目になりましたが、次は真島の番ですね。
    その辺も含めて、次回の更新を楽しみにしています。
    2021年06月05日 21:42
  • ルーキー

    古河島さん、コメントありがとうございます 確かに、田口は、高木の影武者として、もう少し、活躍してほしかったキャラクターだと思われます
    2021年06月06日 12:40

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ルーキー
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ルーキーと申します 自分な好きな漫画、アニメ等に関する記事を、できるかぎり、わかりやすく、あきさせないことに注意しながら作成させていただいています また、自分が描いたイラスト、自分が制作したGifアニメーション、動画等も、ブログに掲載させていただいています よろしくお願いいたします

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