『キン肉アタルについて』(後編)

8月5日

アタルは、チームメンバーとして、
選び出した4人の超人、ブロッケンJr.
バッファローマン、アシュラマン、ザ・ニンジャを

ドイツの地に集めて、王位争奪戦に参加してくれと誘うが、
4人の超人達は頷かなかった。

当然といえば当然だった。

もともと4人とも、自分で、はみ出し者だと
自覚するだけあってと言うべきか

素直に他人の忠告なんて聞かないぐらい
プライドが高い

そのうえ、4人の超人達からすれば、
キン肉マンソルジャーは

キン肉マンと敵対している運命の王子の一人で、
何やら胡散臭い超人ある。

ソルジャーチームとして参加するということは、
正義超人達からすれば、キン肉マンを裏切ること、

悪魔超人達からすれば、そんな胡散臭い奴の下について、
キン肉マンと闘うことになるからである。

しかし、人質をとる強盗を、
ナパームストレッチで、みごとに倒して
人質を助け出しても、

そのことを誇ろうともしないアタルの姿に、
ブロッケンJr.とバッファローマンは惹かれた

ブロッケンJr.は、アタルにラーメンマンと同等、
それ以上かもしれない大器をみて、

この超人ならば、
自分を正義超人軍以上に活用してくれると
確信したらしい

しかし、悪魔超人であるアシュラマンとザ・ニンジャからすれば
やはりアタルは胡散臭い奴だった。

主な理由としては、
アタルの言動は、他の運命の王子達とは、全く違う

(この超人は、
本当に運命の王子なのかという思いもあったと思う)

また、もともと敵対している
正義超人軍と悪魔超人軍の
はみ出し者達を集めて、
なぜチームを組むのかが、
(内心、気にはなっていたのだろうが)
2人はわからなかった。

アシュラマンとしては、そんな胡散臭い奴を
チームの長としてなど信頼できるわけがない

ソルジャーチームに参加するつもりはないことを伝える為に、
わざわざ、ブロッケンJr.
バッファローマン、ザ・ニンジャを
ドイツのベルリンの壁まで呼び出した。

アタルも、4人の超人達、とりわけアシュラマンが、
すんなりと承諾などするわけがないことぐらいは、
わかっていた。

でも、自分には、この4人の誇り高き
はみ出し者の超人達が、必要不可欠だった。

だからこそ、
ベルリンの壁にアタルも、姿をあらわした。

他の運命の王子の様に、野心をもたない、
また、自分達をチームメイトとしてスカウトするが、
その理由を言わないアタルに、
実力行使で、聞き出すために、アシュラマンは、アタルに闘いを挑む

闘いの中で、アタルは、
アシュラマンに属性は違うが、4人のはみだし者達がもつ
他人の言うことを聞かないぐらいプライドが高さを指摘する。

指摘されても、アシュラマンには、尚更わからない。

アシュラマンにとって、団体戦で、何より重要なことは、
チームメイトが一丸となって勝利を向かうことだ

そんな他人の言うことを聞かないぐらいプライドが高い連中が、
チームを組んでも、団体戦で勝利などできるわけがない

それなのに、なぜ、アタルは、そんな4人の超人達を
チームメイトとして、誘うのか

なんとしても、その理由を聞き出してやろうと、
アシュラマンは、阿修羅バスターをアタルにしかける

だが、弟であるキン肉スグルの闘いを陰から
みていたからなのだろう

かつて、弟が使った方法で、アタルは阿修羅バスターを破る。

闘いの中で、アタルはアシュラマンに言う。
はみ出し者の集団であるソルジャーチームは、
絶対にナンバーワンのチームになれると

だが、アシュラマンには、その理由は、わからない
それならば、その根拠を、しめしてみろと言わんばかりに、
アシュラマンは、竜巻地獄を放った。

アタルは、竜巻地獄をかわす。
しかし、アタルが、かわした為に、竜巻は建物の一部に直撃、
瓦礫となって、アシュラマンにふりかかる。

アシュラマンは瓦礫を、よけられなかったが、
バッファローマン、ザ・ニンジャ、ブロッケンJr.が身を挺して
アシュラマンに覆いかぶさった為、大怪我をせずにすんだ。

3人の行動に、アタルは、確信したのだと思う。
この超人達を選んだことは決して間違いではなかったと

人の言うことを聞かない、
簡単に人と仲良しになれない様な

はみ出し者達でも、誰に言われるまでもない、

いざとなれば、自分達から友情のために、
一丸となって行動するのだと

正義超人軍とは違って、いびつだが、
その友情パワーは、
正義超人軍の友情パワーに、勝るとも劣らないものだと

アタルは、アシュラマンをかばって大怪我をした3人の超人達に
フェイスフラッシュを浴びせながら、確信したのだと思う。

これこそが、
馴れ合いの友達ごっこの集団ではない

友情パワーの真の力を引き出せる集団、

この超人達とならば、正義超人軍の友情に
喝をいれることができると

アタルはアシュラマンに問う
はみ出し者達の集団では勝利は奪えないのかと

アシュラマンは何も言わなかった。 

それは、つまり、アタルの言葉を認めたのだと思う。

アタルは、あらためて、4人の超人達に、
ソルジャーチームに入団してくれまいかと頼む。

はみ出し者の4人の超人達は、
アタルに言われたからではなく、
自分で納得してソルジャーチームに参加した。

ドイツの地で、
ソルジャーチーム、またの名を超人血盟軍が誕生した。

キン肉マン_77a.jpg

正義超人軍の友情に喝をいれるために、
弟と両親に償いをするために、

アタルは、この4人のはみ出し者達と
フェニックスチームに闘いを挑むのである。

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