『バイオハザード』と『のびハザ』を思い出す その5

5月17日

(5)『BIOHZARD』における戦闘手段

PS1の『BIOHZARD』シリーズや
『BIOHZARD OUTBREAK』シリーズにおいて、

クリーチャーに遭遇した場合、最も望ましい手段といえば、
戦うことなくクリーチャーから逃げられることだと思う。

しかし、クリーチャーを倒さねばならない場合もある。

その際、一番オーソドックスな手段といえば、
有利なポジションを維持して、
強力な武器で、倒すことだと思う。

しかし、難易度によっては、
強力な武器など容易に、
入手できない場合もある。

例えば、『BIOHZARD OUTBREAK』シリーズだと、

強力な武器が入手できない場合は、
戦う場所に設置されているオブジェクトを
有効利用して、クリーチャーを倒すか、

自分のスペシャルアクションも駆使して、
クリーチャーを倒すかになるかと思う。

さて、『BIOHZARD OUTBREAK』シリーズの
8人の主人公の1人、ジム・チャップマンの
スペシャルアクションは、「死んだふり」である。

この「死んだふり」、
使用すれば、ウイルスの感染速度が加速する
デメリットがあるものの、使用している間は、
クリーチャーに、みつからない。

例え、クリーチャーに襲撃されている最中でも、
この「死んだふり」を使用すれば、
(例外はあるが)クリーチャーの攻撃を
無効にさえできるのである。

クリーチャーに、死んだふりが、効くことだけでも
なかなか驚きなのだが、
そのうえ、その攻撃を無効にさえできる。
スペシャルアクションというより、
特殊能力と言った方がいいのではと思えるスキルである。

使用しているのは、
ラクーンシティの一般市民に過ぎないのだが、
一体、どうやって、そんなスキルを身につけたのだろうか。

◎Escape teenager

※本来ならば、
「のび太のバイオハザード」(以下「のびハザ」)として、
イラスト及び記事(まぁ、記事といっても、大層なものではなく、
最初の「のびハザ」のストーリーの概要を小説の様に、
述べるだけですが)をブログに掲載する予定だったのですが、

『ドラえもん』の発行元である小学館により、
You Tubeよりのびハザの動画が削除されたことを考慮して、
タイトルを変更して、キャラクターの名前とデザインを
もじっています。
(但し、便宜上、記事の注釈では、
キャラクターの名前等は、そのままにしています)

自分の画力等を考慮してクリーチャーのデザインも
変更しています。

デザインなど、色々と変更していますが、
最初の「のびハザ」は、こんなストーリーだったなと
思い出していただければ、幸いです。

尚、ストーリーの概要を述べるといっても、
かなり、うろ覚えな部分もあるので、
他の「のびハザ」の派生作品と内容が混ざってしまう可能性も
あれば、細かい部分で間違っている可能性もありますので、
ご了承ください。


画像


(5)理科室の死闘

「よぅ、ノビーダ どうした」
ケンジとタロウが、音楽室に入ってきた。

みたところ、2人とも、無事だ。
ヤスの様に、ケガをしている様子もない。

2人の姿をみたノビーダの心の中に
最初に、湧き上がったのは、そのことへの喜びと
安堵だったのだろうか

そんな喜びと安堵に加えて、
溺れる者は藁をもつかむという心境が、
はたらいたのだろうか

ノビーダは、早速ケンジとタロウに状況を話す。

話を聞いたケンジ(※1)から、
ノビーダには、全く予想外の答えが返ってきた。

(※1)いかにも、
ヤンキーっぽい軽薄な格好が特徴の
(決して性格は、軽薄ではないが)

「のびハザ」のオリジナルキャラの一人である、健治
最初の「のびハザ」では、メインの登場人物の
一人にしかすぎなかったが、
「のびハザG」や「のびハザID」では、
プレイヤーキャラの一人となった。
うろ覚えだが、確か、ナイフによる2段攻撃が、
健治のスペシャルアクションだったと思う。


何と、ケンジはピアノが弾ける、
そのうえ、ヤスからもらった楽譜の曲も、
知っているというのだ。

ノビーダは、すぐに、ケンジに頼みこんだのは、
言うまでもない。

ケンジは、ピアノで、ヤスからもらった楽譜の曲を
弾いてくれた。

ケンジには、失礼な感想なのだろうが、
軽薄な格好から、想像のつかない程の
ピアノの上手さだった。

シーズンも、バイオリンやピアノを習っているが、
その腕前に匹敵するかもと、ノビーダに思わせるほどだった。

ピアノを弾きおわった後、
ケンジは、少々、照れながら
ピアノを弾ける理由を教えてくれた。

その答えも、ノビーダには、全くの予想外だった。

何と、子供の頃、ピアニストになるのが夢で、
ピアノをならっていたらしい。

このことで、音楽室のカラクリが解けたのは、言うまでもない。

一刻も早く脱出の手がかりをみつけることが
最優先事項である為、

その後、ケンジ達とも別れたノビーダは単独だが、
探索を順調に進め、理科室の資料部屋から
授業を行う部屋に入れる扉の鍵を手に入れた。

早速、ノビーダは、その鍵で扉を開ける。

相変わらず、校内でもトップクラスの広さをもつ部屋である。
ひょっとしたら、へたな工場の作業場よりも広いのではないかと
思わせるほどの部屋だ。

この部屋には、美術室や給食室の様に、
クリーチャーが侵入した形跡はないと
ノビーダは判断した。

なぜなら、クリーチャーの姿はない。
備品等は、全く破壊されていない。
3日前、ノビーダのクラスとは、
別のクラスの化学の授業で行われたであろう
ビーカーやフラスコ等が、そのままになっていたからだ。

どうやら、この部屋も保健室や相談室同様、
クリーチャーの気配はないと思いつつ、
ノビーダは部屋の中に入った。

だが、部屋の中に入った瞬間、その思いは
大きな間違いだと悟った。

具体的には言えないが、
何やら、
人を戦慄させる様な感じがしたからだ。

ノビーダは、自分以外は、
人間もクリーチャーが、いないはずの部屋の中を、
少し歩いて、ショットガンを構える。

ノビーダは、立ち止まり、
幾多の冒険を経て身につけた
直感力をはたらかせ、研ぎ澄ませる。

(やはり、この部屋には、何かがいる!)

自分の頬につたう汗と、

自分の背後に、何か、凶悪な気配のかたまりの様なものを
感じ取った瞬間、

ノビーダは、左へジャンプした。

ノビーダがジャンプする前に、いた場所の床に、
何やら巨大な銛の様なものが、突き刺さった。

着地すると同時に、ノビーダは振り返り、
ショットガンを撃とうとしたが、
撃つことができなかった。

そのクリーチャーから醸し出される
まがまがしい気配や雰囲気みたいなものに、
一瞬、のまれてしまったからだ。

『アレは、バケモノだ・・・』

ノビーダは、ヤスの言葉を思い出す。

このクリーチャーこそが、
ヤスを襲撃したクリーチャーだと
ノビーダは理解した。

ヤスの言うとおりだったと
ノビーダは思った。

そのクリーチャーは、
まさに、カメレオンの姿をしていたが、

カメレオンとは、
似て非なるバケモノにしか思えてならなかった。

「うそだろう・・・ 何て大きさだ・・・」
ノビーダは、その様につぶやかずにいられなかった。

そのクリーチャーは、地球上の
いかなる種類のカメレオンでは、考えられない大きさ
ゾウやサイに匹敵するのではと思えるような大きさだった。

大きさだけではない
体の各部にでている瘤みたいなものといい、体の色といい、

ノビーダには、具体的に上手く言えない、

ゾンビや、給食室で遭遇した昆虫型のクリーチャーとは、
根本的に何かが違うタイプの
クリーチャーとしか言い様がない。

「戦うしかないのか・・・」
ノビーダは、ショットガンを構えなおす。

資料部屋に入る扉の前には、
カメレオンの様なクリーチャー、
便宜上、クリーチャーC型(※2)と呼ぶことにするが

(※2)デザインは変更しているけど、
このカメレオンの様なクリーチャー、
確か、「のびハザ」ではバイオゲラスという名前だったと思う。


他にも、この部屋から廊下にでる扉があるが、
鍵がかかっていて、銃を使わない限り、開けられない。
他に仲間がいるのなら、仲間に敵を牽制させて、
その隙に、
銃で扉を破壊して、仲間と共に、
逃げることもできるのだろうが、
現在、ノビーダは、一人だ。

戦うしかなかった。

ノビーダとクリーチャーC型との戦いがはじまった。

クリーチャーC型は、みかけどおりいうべきなのか、
先程、ノビーダに背後からしかけた様に、
自分の巨大な舌を、まるで銛の様に変化させて、
ノビーダに攻撃をしかける。

ノビーダは距離をとりながら、移動することで、攻撃をよける。

クリーチャーC型は、
移動するノビーダを追いかけるが、

カメレオンと同じ様に、地上の移動は、
得意ではないらしく、
移動速度は、ノビーダが上回っていた。

ノビーダは、相手の攻撃方法を警戒して、
クリーチャーの真正面ではなく、
数歩分、横にずれる様な位置を維持しながら
ショットガンを撃つ。
(へたに、敵の真正面にたてば、クリーチャーC型の舌で、
あっという間に、倒されてしまう可能性が、あるからである)

ハンドガンの様な連射はできないが、攻撃範囲は、

ハンドガンに比べれば、とても広いショットガンである。
その様な位置からでも、クリーチャーC型に命中する。

さすがは、射撃の天才とドラだみょんに、
認められているだけあって、

ハンドガンとは、違うタイプであるショットガンの扱いを
大した時間も経っていないはずなのに、
ノビーダは、すっかりモノにしている。

次々と、的確にクリーチャーC型に攻撃をヒットさせていく。

だが、敵も、少なくとも、
今まで遭遇したクリーチャーより知性はあるらしい

カメレオン同様、
自分の体の色を変化させて、背景に溶け込んでいく。

ヤスから情報を得ていなければ、

戦っている場所が、熱帯雨林地帯の様な
複雑な背景である場所であったら、

この敵の能力に、ノビーダは対処できずに、
あっという間に、命を落としていたのかもしれない。

だが、現在、戦っている場所は、
この理科室の様な簡単な背景、

また、敵の能力は、事前に知っている。

そのうえ、背景に溶け込むとは、
姿を消すと同じではない。

いくら背景に溶け込んでも、敵を捕捉するのは、
決して、とても難しいことではない。

ノビーダは、的確に攻撃をヒットさせる。

まさに、地の利、情報、武器で、
戦いの状況は、ノビーダが、大いに有利だった。

この調子で、攻撃をヒットさせ続ければ、
必ず勝てる。 ノビーダは確信していただろう。

だが、戦いの状況は、ノビーダに思わぬ展開を
みせていく。

戦いが、はじまってから十数分が経過していた。

体の色を変えても、攻撃をうけるからだろう。

クリーチャーC型は、
既に、体の色を変化させていない。

撃った当人が、何発撃ったかと、おぼえていないほど、
その攻撃で、体の各部に、ダメージをうけているはずなのに、

このクリーチャーC型は、倒れなかったのだ。

「何て、生命力だ・・・」
思わず、言わずにはいられない
ノビーダの息は、大いにあがっている。

攻撃をよけることができても、
敵の攻撃の脅威に、さらされることには、かわらない。
そのことに対する恐怖で、大いに疲れがでる。

さらに、使用している武器は、
ハンドガン以上に重い武器であるショットガンである。
構え続けるだけでも、体力がいる。

何せ、先進国では、20世紀末頃から、
兵士の平均体力が低下しているから、
銃の小型化(ついでに言えば、
携帯性の向上も含まれていると思う)と

使用する弾丸の小口径化
(同時に、弾丸の威力の低下につながっているらしい)が、
進められ続けていると言われている。

いかに射撃の天才とはいえ、兵士ではない
先進国の、おせじにも体力に優れているとは言いがたい
落ちこぼれ学生のノビーダでは、例え十数分でも、
例え、使用している銃が、小型化と小口径化を
考慮して、作られたものだとしても、

その重量だけでも、動きも鈍る。
(銃を撃つには、弾丸も携帯しないといけないので尚更だ)

そのことで、ショットガンは構え続けづらくなり、
敵の捕捉、発射の精度も、大いに鈍っていく。

そんなノビーダの状態を、待っていたかの様に、

いや、背景に、とけこんでも撃たれるので、

まずは、ノビーダが疲弊するのを
待っていたのだろう

クリーチャーC型は、
一歩、前に出て、ノビーダめがけて、
舌を銛の様に変化させて、のばす。

ノビーダは、攻撃をよけつつ、
ショットガンを構えようとしたが、
間に合わなかった。

「うわっ!!」

銛と化した舌は、ノビーダの右のわき腹あたりに、
命中してしまった。

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致命傷ではない、貫通していない、
さいわいにも肋骨が、おれていることはない、
傷は深くない、

しかし、決して軽傷ではない

傷口から、かなりの量の血がでる。
ノビーダは吐血する。

後方へのけぞり、背中の左側を机に強く打つが、
死にたくないという思いで、
ノビーダは、左手で、机をつかみ、ふんばる。
倒れ込むわけにはいかなかった。

倒れ込んでしまえば、死ぬ
そんな思いが、ノビーダの脳裏をよぎる

だが、そこまでだった。
死にたくないという思いで、立っているが

疲労とダメージで、
ショットガンも構えられない、
動くことすらできない。

カメレオンと同様の忍耐力と

通常の生物では考えられない様な驚異の耐久力で、

攻撃に、耐え抜き、
獲物の動きをふうじるほどのダメージを与えた。
あとは、獲物をくらうだけだと言わんばかりに、

クリーチャーC型は、
体をノビーダに向けはじめた。

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